引き寄せ的 ロレックスマラソン⑧

701 引き寄せ的 ロレックスマラソン

 奥の個室に通され、暫く待っていると、布カバーがかけられたトレイを持った店員さんが現れました。席に座った彼女がゆっくり布カバーを外すと、保護フィルムが貼られたモノトーンのエクスプローラーが現れました。

 「絶対お似合いだと思います。是非、お試しください」などと促され、付けていたエクスプローラー2を外し、試着させていただきます。

 36ミリのケース。3針。シンプルこのうえないビジュアル。
 イメージ通りに左手首に収まったエクスプローラーを眺め、私はこのご縁を引き寄せた喜びを噛み締めていました。

 店員さんは私が無言で時計を眺めている間、何も仰らずに待っていてくださいました。
 やはりこの方にお世話になることができて良かった、と感じました。

 午後の会議にむけて準備もあったため、最小限の説明を受けた後で免許証を提示して必要書類に署名。支払いを済ませ、ブレスレット調整と引き取りは後刻お願いすることにして、B店を後にしました。

 引き取りの際も、同じ店員さんにご担当いただきました。
 大変心地よい時間を過ごさせていただきました。

 ブレスレット調整はバックヤードの技術陣が対応しているらしく、多少時間がかかりました。が、その間も彼女は購入制限の対象となっていないモデルを紹介したり、オーバーホールインターバルの説明をしたりと、退屈させません。オーバーホールはこれまで、直接日本ロレックスにお願いしていましたが、次回からはこちらにお世話になるかもしれません。
 国際保証書や調整で余ったブレスレットのコマなどをボックス上蓋内側の収納スペースに収めていただくなどして引き渡し時の一連の説明は終了。ラッピングが終わるまでは一人だったので、マスクを外し、いただいたミネラルウォーターを飲みながら待たせていただきました。

 ショッパーの上に無地の白い紙袋を重ねるかどうかは、選択できるようです。
 コーポレートカラーである深い緑色の手提げ袋をぶら下げて帰りたいという方もおられるとのことでしたが、私は目立たぬように白い袋を重ねていただきました。

 お店を出たのは閉店時刻間際でした。
 「またのご来店を、お待ちしております」とマスク越しでも分かる笑顔に見送られ、家路につきました。

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