4-② 感謝の特性

004 感謝について

 例えば、「〇〇が叶いますように」と念じながら、「でも、やっぱりちょっと無理かもしれない」などと思ってしまった経験はないでしょうか。

 法則に出会う前の私は、かなりの頻度で、このような状態に陥っていました。

 頭では心地よさを維持する重要性を理解できていても、心の中にネガティブなことが浮かんでくるのを止められない。
 そんな経験は、程度の差こそあれ、どなたにもありそうな気がします。

 特に、願い事が大きければ大きいほど、その傾向は顕著に表れるように思います。

 引き寄せの賢人たちは、我々の中にある「常識」やこれまでの「経験」など、願望の実現にブレーキをかけうる要素を、「抵抗」と表現しています。

 そして、この「抵抗」を伴わない稀有な行為が感謝であると説いています。

 あの田坂広志さんも、ご著書「運気を磨く」のなかで、感謝は「正悪や善悪の分離が生じない行為」とされ、「ネガティブな想念が生じない」と書いておられます。

 改めて考えてみると、確かに、感謝という行為には、ネガティブな抵抗が伴いにくいように思います。

 「ありがとう」と感謝しながら、同時に怨嗟の念を抱くことは、考えにくいということです。

 ポジティブな波動は願望実現の可能性を拓く
 願望が強く大きいほど、抵抗が生まれやすい
 抵抗は願望の実現可能性にブレーキをかける
 そうであれば、抵抗を最小化しつつポジティブな波動を発することが、願望実現の可能性を高めるということになります。

 そのための最有力手段こそ感謝である、と賢人たちは説いておられるように思います。
 
 ポジティブな波動のみで構成されうる稀有な行為、感情

 私は、感謝の特性をそのように理解しています。

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