引き寄せの法則に出会った当時、私は、その内容を「願っているだけで叶う」と理解していました。
今は、それでは十分とは言えない、と感じています。
強い思いは、「行動」をも引き寄せる、と実感しているからです。
賢人たちのご著書のなかには、寝たきりの状態から快復するなど、思考のみで願望を現実化したと思われる事例も紹介されています。そういう事例があるということを、否定するつもりはありません。
ただ、そうした事例は多くはないようにも感じます。
よくよく読めば、賢人たちの多くは、ポジティブな波動に従って行動することで徐々に道が拓かれていく、と説いておられるように思えるのです。
振り返れば、私自身も、行動せずに思考のみをもって願望を現実化した経験をあまり思い出せません。むしろ、強い願いを抱いたときほど、何かしら行動せずにはいられなかったように思います。
過去の成功体験を思い出すと、不思議と、後先考えずに自然と一歩踏み出せたことがきっかけになったことも少なくなかったように思います。
あの一歩も、思考が引き寄せたものではなかろうか
法則は結果だけでなく、そのプロセスも引き寄せると考える方が、私には自然に思えるのです。
直感に従った行動、流れに乗った行動などなど、表現は様々ですが、賢人たちも行動の大切さを説いておられるように思います。
心地よさの追求にしても、ただ頭で考えているだけでなく、例えば好きなアーティストのライブに出かけたり、温泉を楽しんだりするといった行動を伴った方が、よりワクワクする波動を発することができそうな気がします。
願望の実現に向かう行動もまた、法則によって引き寄せられる
最初の一歩は時に、勇気がいるかもしれません。
しかし、その一歩を踏み出す勇気もまた、法則によって引き寄せられるような気がしています。
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