物質の実体はエネルギーであり、波動であるという考え方があることは、経済学部出の私も聞き覚えがありました。
しかし、「量子真空中のゼロ・ポイント・フィールド」という概念、仮説は、恥ずかしながら田坂さんのご著書「運気を磨く」で初めて触れたものでした。
ゼロ・ポイント・フィールドには、未来の可能性までもが波動のかたちでホログラム的に記録されているという仮説を踏まえ、田坂さんの考察は、脳科学、量子脳理論へと広がっていきます。
「波動」をキーワードに据えた簡潔かつ論理的な展開に酔いしれているうちに、現代科学の領域のなかで、田坂さんが考察される引き寄せの法則のメカニズムが明らかにされます。
それはもう、美しい、と感じるほどに…。
最先端物理学の何たるかを正確には理解できません。
ゼロ・ポイント・フィールドをめぐる理論はまだ仮説にすぎないということもうっすらと分かります。
それでも、田坂さんの手によって、理路整然と整理されてしまうと、私の頭でも理解できたように感じてしまうのです。
田坂さんの説明のすべてを引くことは、引用の域を逸脱してしまいそうですので、差し控えねばなりません。
ただ、もうひとつだけ、キーワードを上げさせていただけるならば、それは「共鳴」だと感じます。
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