経験上、迷いや疑いのない思考は、現実化しやすいように感じます。
例えば、「月収◎◎円を得る」と思考した時、「そうは言っても現実には無理かな」などという思考が湧いてくることは、容易に想像できると思います。
そして、恐らく、「◎◎円」の金額が多くなるほど、その傾向は強まるように思います。
このような場合、「目標月収を得る」という思考は十中八九、現実化しないというのが私の実感です。
なぜ、「月収◎◎円を得る」ではなく「そうは言っても無理かな」という思考の方が現実化しやすいのでしょうか。
ここで、私は、あなたにひとつ問いかけたいと思います。
あなたは、「月収◎◎円を得る」という思考と、「無理」という思考のどちらを確信できますか?
「確信」という言葉は、「本音で思える」「本心から思える」あるいは「心の底から信じられる」などの言葉と置き換えてもよいかもしれません。
「強く思えるか」というニュアンスではなく、「自然に確たるものとして捉えることができる」といったイメージです。
恐らく「無理」という思考の方が、確信できるのではないでしょうか。
思うに、「無理かな」という思考は、現状を肯定するもののように思います。
今、あなたが置かれている現状が今後も続くということは、自然に確信しやすいように思えます。
そのような思考は、現実化しやすい――
これが私の実感です。
あることを思考した直後に、これに相反する思考をしてしまう。
そして、相反する思考の方が、直前の思考よりも確たるものである場合、確信している思考の方が現実化しやすい、と私は感じています。
そして、この部分が実は、引き寄せ生活を送るうえで、とても難しいと思っています。
ただ、逆に言えば、この部分をうまく制御できるようになると、引き寄せ生活の楽しさがぐんと増す、とも言えるとも思っています。
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